技術をかじる猫

適当に気になった技術や言語、思ったこと考えた事など。

読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(8)

やっと来たぜ投資周り!

お金を育てる

投資を長期で考えるのが大切な理由は「複利効果」が見込めるから。
年利 5% なら、100 万が来年 105 万になるけど、2年目は 110.25 万と、1年目より 2500 円高い。

ちなみに元本にのみ(上記の場合 100 万が元本) 5% がつく事を「単利」という。

  • 72 の法則
    72 を金利(%)で割った値が、元本がだいたい 2 倍になるまでの期間という法則。

リスクとリターン

安全な投資はリターンが少なく、危険な投資はリターンが大きい。
通常、短期ではハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンになりやすいが、長期で見ると傾向的にリターンが見込めるものもある。

  • ボラティリティ
    値動きの激しさを示す言葉。
  • 流動性リスク
    資産をすぐに現金化できないリスク。
    不動産など。
  • 市場リスク
    金利や投資家心理も、投資には影響が大きい。

2022年7月時点で、米国ドルのドル高が続いている背景には、政策金利引き上げなどが背景にある。
政策金利が高い → 短期金利が上がる → 預金金利が上がる → ドルを預金しとけば良くね?
がドル高の背景。

株式市場

株≒会社の所有権。
一般の投資家からお金を集め痛い会社や、多額の資金を集めたい会社は「株式市場」を利用する。
この市場は、情報公開と売買の手続き/手順などが国によって定められている。

会社は株で資金調達し、事業拡大などを目指す。

この辺は日本も変わらない

株価を決める要素は、利益率、成長率、経営、業種(セクター)、顧客がついているか、配当額、など様々な要因がある。
こうした会社の分析を行ってるのがアナリストで、売り買いのタイミングなどのアドバイスをしている。

アナリストとしては、個人的に バフェット太郎さん とか、森口さん とかを毎日ニュース的に見てます。

  • IPO
    新規株式公開。初めて市場に出回る株を指す。
    IPO は直後に伸びる(伸びしろが多い)可能性が高い事も多く、抽選だったりする。
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読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(7)

破産とは

借金を免除させる法的手続き。
破産されて損をするのは貸し手。

日本では、悪意をもって負った借金は場合によっては自己破産で免除できない。
以下のケースがそれに該当する。

  • 浪費やギャンブルが原因の場合、免責不許可事由に該当。
  • 破産者が悪意で加えた不法行為に基づく損害賠償請求権
  • 破産者が故意または重大な過失により加えた人の生命又は身体を害する不法行為に基づく損害賠償請求権

破産すると…

信用情報にキズがつく…取引などが難しくなり、新しい仕事を見つける場合も足かせになる。
この状態は、破産から 8-10 年(日本なら 5-10 年)は破産の記録が残るので、覚悟スべし。

因みに、日本で自己破産すると

  1. 生活必需品以外の財産は没収される
  2. ブラックリストに載る(ローンが組めなくなる)
  3. 政府が発行する「官報」に破産情報(個人情報)が載る

加えて、最近だと「破産者マップ」 なんて個人情報保護法的にアウトっぽい事件も起きている。
その渦中に入る可能性もリスクといえばリスク。

回避するには?

破産する理由は 支出 > 収入 の状況か、予想外の出来事で大金が必要になるかのどちらか。

  • 前者は固定費の削減(Netflix やアマプラのような、サブスクサービスを止める。携帯契約を格安のものに乗り換えるなど)や、外食を控える、使いすぎを辞めるなど。
  • 後者はそうなる前に貯蓄しておくなど。

借金をどうにかするなら、債権者に交渉するのも手。

ここは日米で変わりなし。
浪費するな、借金をするなですね。

読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(6)

住宅ローン

住宅ローンで確認するべきは「固定金利」と「変動金利」。
ローンの長さも問題。

担保は購入した住宅そのもの。

  • 変動金利
    長期金利の相場によって、金利*1が変わる仕組み。
    日本はかなり長期にわたって最低金利なので、これで住宅ローンを借りている人が多い。
  • 固定金利
    借りた時点で金利を固定にする仕組み。
    借りた時点で 0.1% だったのが、翌年 0.5% のように相場が変化しても、借り主にかかる金利0.1% のまま返済できる仕組み。
    逆に金利が下がっても固定。
    ただし、借りる時点における金利は変動金利で借りるより高くなる傾向がある。(将来金利が上がる可能性も含んで金利が設定されるため。*2

金利と福利

金利は常に借りた当時の金額にかかるわけではなく、算定日を基準に増える。
これを福利という。

例えば年 10% で 100 万借りたとすると、翌年は 110 万円になるが、2年目は 121 万円になる。
これは初年度は 100 * 1.1 だが、2年目は (100 * 1.1) * 1.1 になるため。

米国では殆どの金融機関で、1日毎の金利を使ってローンを計算している。
住宅ローンは月ごとの金利で計算するのが一般的。

固定金利を選んだ場合、返済完了までの期間と、総額が借りた時点で計算できる。

日本の住宅ローンは月利で計算されることが多い?ただし金利のレートは年間かな?
あまりその辺読み取れてないので鵜呑みにはしないこと推奨。
https://mponline.sbi-moneyplaza.co.jp/housingloan/articles/20200508kinri.html
因みに、日本の場合 2022 年の変動金利で、0.5% 以下。固定金利(35年)で 1.5% ほどだそうな。

福利は、プラスにもなる。
全世界株(俗に言うオルカン)はおよそ年平均 5% の利益を出してくれる。
100万預けておけば、1 年で 105 万、2 年で 110万2500円。
大体 15 年で 2 倍の 207万 を超えてくる。
(年 5 万増えるだけなら倍になるのに 20 年かかる)

*1:利息のレート

*2:リスクプレミアムともいう

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読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(5)

予算設計の初歩

予算を立てる最初のステップは全ての収入と支出を計上すること。
過去を振り返って、将来を予測する。
別に生涯続ける必要のあるものでは無い。

尚、FP*1 に聞けば、月収に合った費目の割合を教えてくれる。
家賃は月収の 1/3 とか。

  • 家賃に金をかけすぎない。
  • 小さな出費に気をつける。
  • もしもの備えを万全にしよう。

生活防衛資金を算出しておいて貯めよう。
固定費を下げて小さな支出に気をつけよう。
そういうことかな…

お金の出入りに注目する

支出を全て記録すれば、ひと月もスレば自分の支出パターンが見えてくる。

家計簿つけろってことやね

*1:ファイナンシャルプランナー: 経済的な計画を立てる専門家

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メタデータリレーションシップ使ってみる

カスタムメタデータの「メタデータリレーションシップ」なるものがあって、オブジェクトの選択とそのフィールドを選択することができる。
で、どう使うかというと

メタデータリレーションの定義

  1. まず適当にカスタムオブジェクトを作成します。
  2. カスタムメタデータを作成します。
  3. カスタムメタデータ項目を作成開始します。
    まずは「メタデータリレーションシップ」を選択します。
  4. リレーションのタイプを「Entity Definition」を使用します。
    最初の一つはこれしか選べません。
  5. カスタムフィールド詳細を追加します。と言ってもここでは名称だけですが…
  6. そのまま保存します。

これで基本設定は完了です。

この時点でレコードを作成しようとすると、接続(relation)先のオブジェクト選択ができます。

するとそのまま保存できるようになります。

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読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(4)

貯金と銀行の基本

前回

white-azalea.hatenablog.jp

貯め方より使い方が重要

貯金はお金を使わずとっておくこと…って日本人ならほぼほぼ当然の感覚だと思う。

貯金の主な目的は以下の通り(使い方)。

  • 将来を全て見通せる訳ではないので、将来の支出に備える
  • 高校、大学、車、家、結婚、子供、起業等の目標のため
  • 非常時に備えるため
  • 人生における自立を実現するため

こうした目標があるから貯められる。

誰でもできる貯金のしかた

給与が入ったら自動で別口座に定額切り離せ!
収入の 20% が目安。

どんなFIRE本でも言ってる事ですね…
人は使えるお金があると使ってしまうので、使う前に使いにくい場所へ隔離してしまう。
個人的なオススメは、積立NISAにクレジット決済でつみたててしまう方法。
銘柄は米国か全世界かのインデックスファンド。(厚切りジェイソン氏いわく、楽天VTI がオススメ)
よく言われるのは S&P500/VTI/VT/全世界 と言われてる。

銀行は何のためにあるか

個人やビジネスからお金を預かり、個人やビジネスにお金を貸す。
銀行はこれにそれぞれ利子をつけることで、利鞘をを収入としている。

こんなビジネスモデルなので、長短金利差によって収益を得ていると言える。
通常は「短期金利 < 長期金利」なので、長期金利のレートでお金を貸し、短期金利のレートで銀行口座の預金に利子をつける。
なので長短金利の逆転現象や差が小さくなると、銀行は貸すだけ赤字になる。
銀行が貸し渋れば企業のキャッシュフローが落ちることから景気後退に繋がる可能性がある。
短期金利政策金利といい、中央銀行が無担保コールレート*1翌日物を政策金利として設定し、金利水準をコントロールしている。
長期金利はおおよそ市場が決定する。長期貸出に対応する金利レートですが、短期金利は変動するので、そのリスクを含んで通常は「短期金利+α」の値になる。
時折市場が追いつかない速度で短期金利を上げられる事で逆転現象が起きる。

銀行口座

銀行口座は銀行との契約関係の発露。貸金庫ならまだしもそうでなければ口座開設で物理的な何かができる訳ではない。
銀行口座を利用するのは自分が手元にお金を置くより安全で、利便性が高いから。

ATM

銀行の窓口でできるようなものを遠隔で、無人で行う機械。
消費者が気をつけるべきは手数料。

デビットカード

講座に直結した、支払いを行うためのカード。
プリペイドはチャージ金額までと上限が決まっているが、こちらに上限は存在しない。(=つまり預金にあるだけ使える)

銀行以外の金融機関

色々ある。

  • 保険会社 : 保険の本質は発生率が低くく、ダメージの大きい問題に備えること。
  • 証券会社 : 株、債権、投資信託国債等の売買する機関。
  • クレジットカード発行会社 : 与信(≒ツケ)で買い物する仕組みを提供する会社。
  • 投資銀行 : 大きなビジネスや企業の社債や株の発行、倍数等特殊な金融サービスの役割を担う銀行。昨今は普通の銀行にこうした機能が統合されている。
  • ファンド : 投資信託のこと。複数の投資家から委託を受けて株等の取引を行う組織。
  • プライベートエクイティファンド : 公開されていない株を運用するファンド
  • ファンドマネージャー : 金融資産をを運用する専門家。ファンドの運用担当。
  • ヘッジファンド : 市場が下落したときに利益が出るようなポジションを取るファンド
  • 商工ローン : 事業資金を貸し出すビジネス。事業融資という意味では銀行と似ているが、支店も無ければ預金口座もない。

サービスと手数料

銀行の業務は、顧客の預金を事業に貸し出す事で利鞘を出すこと、もう一つは各種サービスの手数料を取ること。

良く投資入門で「銀行の投資信託は選ばない」というものがある。
これはこの手数料によるもので、銀行でも最近は投資信託を扱ってはいるが、その管理は提携した証券会社になる。
そのため銀行窓口で購入する際に手数料(この場合仲介手数料)を含ませる。
素直に投資信託は証券会社で買いましょう。
因みに、ネット証券は店舗が存在しないこともあり価格競争もあって、いくつかの投資信託は購入手数料無料が続いてる(2022/07 時点)

モバイル決済

PayPay とか日本では有名ですよね。スマホをかざしたり、QRコードで決済するアレです。
店頭ではスマホで決済しても最終的にはクレジットカードやデビットカードでの支払いになる。

これのビジネスモデルどうなってるか調べて見ましたが、どうも「加盟店からの決済手数料」と利用者からは「有料サービス」が前提のようだ。
利用者から金を取るより加盟店側への「機会損失の回避」に対する対価と考えれば良いのかも知れない。
有料サービスにはサービス利用料等(が発生するものもあるようだ)も含む。

エレクトロニックバンキング

インターネットバンキングのこと。
ネットでやる銀行システム。

尚、証券会社とタイアップがあって、連携するとボーナス!みたいなものがある。
例えば楽天銀行は、楽天証券と連携設定を行うと、預金の 300 万円までは年利 0.1% になる。(100 万預けておけば、1000 円の利子がつく。通常の銀行だと 0.001 %なので 10円)
SBI 証券等でも同様のサービスがある。

預金保険

米国では連邦預金保険公社FDIC)があり、銀行が破綻しても顧客の預金を守る仕組みがある。
これは銀行が破綻しても、25万ドルまでは預金を保証するシステムで、銀行の預金だけが対象になる。

日本だと上限は 1000 万円。銀行講座、証券口座に適用される。

またこの母体は中央銀行連邦準備制度(FDE)で、この理事会が FRB である。
中央銀行としては以下の役割がある

  • マネーサプライ : マネーサプライのコントロール。銀行が保有する準備金の額、FED が貸し出す金の金利政策金利)、国債の購入等。
  • 銀行や金融機関への貸付 : 金融機関の破綻を防いで、金融システムの維持を行う。
  • 金融セクター全体の法令監督

銀行に預ければ安全か?

銀行は顧客の預金を貸し付ける以上、銀行自体に残してる現金は言うほど多くない。
ここで利用者が集団ヒステリーのように引き落とし/解約を始めると、破綻することがある。

これは「取り付け騒ぎ」といい、大恐慌のきっかけになった。
ただしこれは噂などにより金融システムへの信用が下がることで発生した。

現在は預金保険があるため、仮に銀行が危うくても慌てて預金を引き出す必要はない。
この制度によって取り付け騒ぎのリスクはほぼ消失したと考えて良い。

日本でも取り付け騒ぎは度々起きていて、近年だと 1995 年でコスモ信用組合、木津信用組、代信用金庫が。
1997年で 紀陽銀行北海道拓殖銀行山一證券足利銀行などがある。詳しくは Wikipedia 取り付け騒ぎ を参照。
見ればわかるが、知人に「佐賀銀行が26日に倒産する」というメールがチェーンメールで広まった事で騒ぎになっている…マジで噂で銀行が追い込まれる。

*1:コール市場(金融機関が日々の短期的な資金の過不足を調整するための取引を行う場)における無担保での資金貸借のうち、約定日に資金の受払を行い、翌営業日を返済期日とするものにかかる金利

読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(3)

これを読みながら自分的まとめ。
第3章分

就職・転職・企業の基本

前回

white-azalea.hatenablog.jp

組織の仕組み

  • 個人事業主
    最もシンプルな事業形態。自営業やフリーランスも含む。
    米国では法人化の手続きをしない場合は法律上は自動的に個人事業主扱いになり、ビジネスの借金=個人の借金だったり、確定申告も自分自身に帰属する。

日本国内では、個人事業を開業する際に届け出がある。「個人事業の開業・廃業等届出書」を市役所で登録できる。
これは提出しないことでの罰則は得にない。青色申告で確定申告をする場合は提出が必須である。税務署で記入、提出します。
メリットとしては、屋号名義で銀行口座手続きができる、オフィス契約や融資の審査が受けれる、職業証明等。
デメリットは失業手当がもらえない。配偶者の場合は扶養から外れる。副業の確定申告が必要(年所得 20 万)等。

個人事業主はシンプルで明快だが、これしか利点がないとも言える。
無限責任*1でもある。

  • 法人(≒会社): 法人の行うビジネスに関して、オーナーの株主には有限責任となる。

例えば法人が倒産した場合、破産手続きを行うことができる。
破産手続が終了すると、会社が消滅しますので、当然会社の借金も免除されることになります。

日本において、法人設立には定款作成、法人登記、必要書類の準備、許認可申請などの他、資本金を用意する必要があり、法人税、法人住民税、消費税、法人事業税などの支払い義務が出る。
メリットとして、対外的信用(融資など)、給与所得控除(自身への給与扱いにすることで節税)、退職金の支給(所得税等が優遇)、赤字が出た場合等は最大10年繰越で節税できる(法人税、地方法人税に適用)等。
ただ、法人が破産した場合も代表者が借金を負うケースがいくつかあります。
「代表者が会社の連帯保証人となっているケース」「代表者に損害賠償責任が生じるケース」「代表者が会社に借金しているケース」の3種です。

第6回 会社をつくるとなぜ節税になるのか?法人にした方が良いタイミングとは?【お金を"貯める"】 なども参考になるし、個人投資家なら 個人で資産管理会社を設立するメリット などもあります。
例えば株で儲けようとした時、配当は「給与」の形で受け取るわけですが、これをわざと抑えることで会社にプールしておける(個人会社なので、実質自分の口座に近い)。
これを退職金で一括受け取ることで、税優遇を受けて一気に拾えます。

紹介のあるワード

  • 無限責任: 企業が倒産した場合等で出資者が負うべき責任に制限がないこと。中小企業のオーナー社長などの多くがこの無限責任
  • 有限責任: 出資者、公開株の株主等がこれで、責任範囲が絞られていること。会社が倒産しても株が紙切れになるだけで済む…など。
  • (米国)ゼネラルパートナーシップ : 複数人で共同ビジネス経営する計上の一つ。合意書で意思決定方法、出資額、利益分配方法を取り決めるだけで、財務上は個人事業主と変わらない。
  • (米国)リミテッド・パートナーシップ : 最低一人が無限責任を負い、他メンバーが有限責任の共同体。不動産、映画製作委員会などで使われる
  • (米国)有限責任会社: LLC とか言うものがそれ。法人とは税金の扱い等細々とした点が異なる。

決算書の読み方

全ての資産から全ての負債を引いた額が、その会社の純資産という。
この時、資産、負債、純資産を記録したものを、「バランスシート」という。

日本に関連する話なら 財務会計つづき の関連の知識のほうがいいかも知れない。

事業計画に必要なポイント

一番大切なのでは「ビジネスプラン」。日本で言えば「事業計画書」。
中で見ていくのは次の通り

  • 製品とサービス
    独自性があるか?市場にどのように入っていくか?サービスの必要性は?
    このあたりが成功するカギになっている。
    このへん の経営戦略辺りの棺掛け方で事業分析してみると良いかも知れない。
  • マーケティング
    ターゲット顧客の設定、顧客はどのような行動する想定か?どう広告するか?
    どうやって市場に参入していくか周り。*2
  • 競合相手
    競合の分析、影響してくる可能性のあるテクノロジ、市場勢力図などを含んだ差別化をどうするか?
  • 製品・サービスをどう届けるか?
    どう作ってどう届けるか?製品なら材料集めや組み立て場所(自社?委託?)。
    サービスならどこでどのように提供するのか?(Salesforce で AppExchange で提供するなど)
  • サプライヤー(部品供給元)とカギになるインプット
    言ってみればサプライチェーン
    (コロナ禍の現在、2022年半ばでようやく収束してきた)
  • 物流とロジスティクス
    製品・サービスを届けるまでの道筋。
    物流業者と契約する、インターネット取引を活用する、営業部隊を作る、エージェントを雇うなど。
  • 資金調達
    出資者、資金、投資家、ベンチャーキャピタル、金融機関等の情報と、資金調達の形態(株、債権など)。
  • 認可・規制
    法的にどんな認可が必要なのか?安全基準、環境基準、雇用規制等でカバーできない事柄がないか等。
  • 財務計画
    5カ年の財務計画で、企業から初期段階までの損益計算書、バランスシート、キャッシュ・フロー計算書などや、出口戦略の考慮等。

フランチャイズビジネス

本部(フランチャイザー)と加盟店(フランチャイジー)の関係をもち、加盟店側が加盟金(ロイヤリティ)を払って、商標・商品・サービスの販売件を得られる仕組み。
加盟店は開業後も継続的に支援を受けれる。
扱い上は、「加盟店」は独立した事業とみなされる。失敗しても本部は知ったこっちゃない。

わかりやすい例が コンビニ ですな。

副業――食いっぱぐれない働き方

副業で事業を立ち上げる時は、LLCを設立すること(※米国での戦略)。
失敗しても有限責任になるので、自分の資産を守ることができる。

日本だと副業で事業を立ち上げるという感覚はなかなかないかも知れない。
有限責任を求めて法人を作る場合も、元手で 25 万必要だしね…
日本で副業とするなら、時間を切り売りする方法が一般的。
個人的にこの動画が気に入ってる https://youtu.be/SGJwRyipB1I

不動産

お金に関して不動産に係わるならこんな関わり方がある。

  • ディベロッパーになる
    XXハウスとかのメーカーですね。
  • オーナーになる
    投資家パターン。所有する不動産の運用で運用益を目指す。
  • 管理者になる
    不動産の管理維持・運営をする。

最初の物件選びだけ労力すれば、それ以外は殆ど手間がかからないのは利点。

副業としての不動産の場合、良くワンルームマンション投資の声はかかる。
というか 30 代位なら年 1 位来る。こんな感じの投資話がマジで来る。
株と投資信託一本と割り切ったので何も無かったけど、たまにファミレスでそんな契約してるの見ると恐怖を感じる。
【漫画】ワンルームマンション投資は絶対やめておけ! 〜もはや詐欺! 不動産屋の甘い言葉に潜む罠〜
第31-1回 不動産投資成功法 ワンルームマンション投資に手を出すな【お金の勉強 初級編 】
地価が上がることが分かってるならハズレではない…

資金調達

キーワード:
- エンジェル投資家
スタートアップ企業に投資する投資家のこと。
成長期待 age

景気はどうすれば読めるか?

金、ビジネス、雇用、貯蓄、支出、投資、生産がどのような情況になっているのかによる。
良好な経済は、これら全てが活発に行われること。

個人的には経済指標のほうが確実かなと…このあたり。
GDP*3、実質GDPGDPから物価変動を除いた指数)。
よりリアルタイムには、消費者物価指数コモディティ価格、消費者信頼感指数。日経平均株価(米ならダウ平均株価)、労働力調査(米なら雇用統計)。

景気がいい、悪いとは?

好景気は、雇用、賃金、利益が上がり、実質GDPも上がります。
不景気はこの逆ですね。
景気後退は多くの場合、失業、給料が上がらない(ないしは下がる)、政府と家計の借金が増えると言った影響が出ます。

経済には低成長状態もある。成長率が 1-2% の状態のことだが、アメリカは年 1% 弱のペースで人口が増えているので、年 1% では現状維持になってしまう。
低成長状態では、生活を切り詰める必要が出てしまう。

景気後退…日本人としては耳が痛いですね。この状況はバブルが弾けて 20 年は続いてる。
アベノミクスで一瞬持ち直しましたが…
尚、2022/07 現在、インフレが進むことで、米では賃金は上がっています…がこれは労働生産性を伴わず、物価が上がった事で、で賃金を上げなければ雇用できない情況なのであって、賃金物価スパイラルに陥りかけていました。
物価が上がる → 労働者確保のために賃金をあげる → しかし企業の生産性が上がったわけではないので、また価格転嫁する → 更に物価が上がる。
景気後退(リセッション)に関して、米国は既にその前兆がでており、2022/6 月時点で株式市場はその予測を盛り込み始めました。
これは、およそ 2023 年第四期と予測されています。

国境を超えたビジネス

  • 保護主義 : 関税等を使い、国内生産を保護する考え方。
  • 自由貿易 : 上記の逆、規制をなくして自由にしようという話。

専門家いわく、自由主義のほうが世界経済の利益になるという結論のようだ。

国境を超えて売買する場合、外国為替の取引が必要になる。通貨変更の手数料も当然かかる。
世界で事業展開するビジネスは拠点に関係なく米国ドルであることが多い、これは貿易に同じ通貨を使うことで「為替リスク*4」を避けることができるためだ。
またこれを回避するために「為替ヘッジ*5」を行ったりする。

日本円はこれを書いている時点で 1ドル 135円。
円安が継続していますが、この原因は主に世界各国が金融引締に乗り出している中、日本だけが継続的に金融緩和を行い、市場に円を流しているため。
市場原理的に量の多いものは価値が下がる。
一方で、引き締めに動くと長期金利(10年債等の金利)の利回りが上がります。
するとこれに連動して、住宅ローン(これも長期金利)も値上がりし、多くの人の負担が発生します。
これ以外にも、長期国債金利も上がることから、日本の借金が増える…これが理由で、日銀としては緩和を解くのが難しい状況のようです。

*1:ビジネスの借金も個人の借金などと区別しないので、事業失敗の責任(借金)が全て全額降りかかる

*2:マーケティングの記事このへん が日本の関連資料かな?

*3:国内総生産のこと。GDP=消費+投資+政府支出+(輸出-輸入)

*4:外国為替は、時間とともに価格レートが変わることで、思った以上の赤字になってしまうリスク

*5:為替取引等を利用し、円高・円安といった為替変動による損益を回避(ヘッジ)すること