読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(9)
超要約+日本で意味のあるやつだけ。
ところどころ個人的に気にすべきものを差し込んでるので、本からは乖離してるかも?
詐欺を見分ける方法、防御方法など
詐欺ってだいたい見分け方が決まってる。
- リターンが高すぎる投資話は詐欺
- 運用成績が安定しすぎてる投資話は怪しい
- ライセンスのないブローカーが投資を持ちかける
- クレカ明細のこまめなチェック
- 郵便物のこまめなチェック
- 信用情報の年一チェック
- スマホデータのバックアップ
- セキュリティソフトのインストール
- 無料Wifiは極力使わない
- 安全なパスワードを使え
- 仮想通貨系の話は、違法でもなんでもないが、匿名性が高くて犯罪に使われやすい
- しつこい勧誘や、攻撃的と言える売り込みは合法詐欺の可能性が高い
- セールスマンは相手の身分証を確認し、会社名や連絡先も確認する。
- リフォームなどの高額の話は相場を調べる
- 詐欺だと思ったら消費者センターに連絡しよう
怪しい金の扱い
デイトレードやFXの練習アプリ
翌々考えよう。FXやデイトレードに誘っているので、そもそも難易度が低い。
取引手数料が実際にはかかるのに、かかっていないかのように見せたりなど…
シミュレーションアプリだから現実と乖離してようが違法ではないんだけどさ…
不動産投資
- 節税になる
- 老後の蓄えに
- 保険の代わりになる
- 毎月 1 万円の収入になる
全部ワンルームマンションの触れ込み。
一概に嘘とは言えないが本当の事も言ってない。
- 節税
赤字を申告すれば税金は控除される。
そもそも赤字じゃん - 老後の蓄えに
ローンを払いきれば老後は資産になる。
…ローン払いきった築 30 年の物件の資産価値は…? - 保険の代わりになる
本人死んだら借金消えて遺族に…死ななければ満額払ってね☆ - 毎月 1 万円の収入になる
初年度から空き部屋にならなければね…空き部屋になったら当然ローンの方がかかるし、
数年たったら資産価値が下がって、逆に支払う羽目になることも…
結論、目利きできる人だけやろう。
「リスクは一切ない」「秘密を教える」「誰でも成功できる」は大体嘘。
デイトレード
FX もこの類。短期間でレバレッジをつけて株売買を行い、利益を目指す取引。
成功し続けることは基本的になく、プロでも短期的や個別の取引によっては失敗する。
様々な知識と技術、精神力、元本、運などいろいろ必要なので、いきなりやって儲かるとすればラッキーパンチが当たっただけ。
短期売買は、同じく短期売買している人の行動で上がり下がりしているだけなので、そんな数分単位の上がり下がりで稼ごうと言うのは、自分たちの金を互いに奪い合ってるゼロサムゲーム。
強いて言えば、証券会社が手数料で儲かるだけである。
ギャンブル
日本だとギャンブルに金を直接掛けるのは違法。
合法ナノが、サッカーくじ、宝くじ、競馬など。
常識的に考えよう。当たる可能性のほうが低い。
胴元が儲かる仕組み*1になっている。
よくあるパターン
- 金融詐欺
主に年を取ってる人に持ちかけることが多い。
なんせ金持ってて、認知能力下がってるから。
支払いにプリペイドカードを指定してくるやつは間違いなく詐欺。 - ピラミッドスキーム
よくある投資詐欺。ポンジスキームとも言う。
新規会員の会員料を古参会員に分配することで、投資で金が増えているかのように見せる。 - 風説の流布
投資関連SNS、ニュースレター、掲示板、サイト、ブログなどで自分の所持株を喧伝して、株価を吊り上げて売る。 - なりすまし
マイナンバー、銀行口座番号、クレカなどの個人情報を盗んでなりすまし、資産を盗む。
または勝手に借金する。
クレカは標的になりやすい - 郵便物の窃盗
郵便物がしばらく届いていない場合は郵便局へ問い合わせる。
個人情報などを抜き取る攻撃 - ゴミの個人情報抜き取り
シュレッダーかけてから出すか、焼却しよう。 - フィッシング詐欺
お得情報を装った詐欺メールなどを特定個人に送り、情報を盗んだり、ウイルスなどの感染を狙う。
予約していないはずのホテルや航空チケットの予約確認メールなんてパターンもある。
他には「宝くじがあたった」「金持ちが遺産をくれる」「友人が海外で身ぐるみ剥がされた!」「AmazonでXXX買った明細票」「クーポンが当たりました!」「銀行だけど、確認のためにパスワード教えて」などのパターンもある。 - ワンクリック詐欺
偽の広告などを表示しておき、詐欺にかける方法。
「有料サイトのバナークリックしたね、IPアドレスXXX.XXX.XXX.XXXだろ!金払え!」とか言って金を騙し取る詐欺 - マルチ商法
一般人に商品を売りつけて、その知り合いに同様に商品を売りつけさせる…ネズミ講の一種。
マルチ商法でも信頼できるものもあるが、目利きできないなら辞めるべし。
*1:ハウスアドバンテージ
読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(8)
やっと来たぜ投資周り!
お金を育てる
投資を長期で考えるのが大切な理由は「複利効果」が見込めるから。
年利 5% なら、100 万が来年 105 万になるけど、2年目は 110.25 万と、1年目より 2500 円高い。
ちなみに元本にのみ(上記の場合 100 万が元本) 5% がつく事を「単利」という。
- 72 の法則
72 を金利(%)で割った値が、元本がだいたい 2 倍になるまでの期間という法則。
リスクとリターン
安全な投資はリターンが少なく、危険な投資はリターンが大きい。
通常、短期ではハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンになりやすいが、長期で見ると傾向的にリターンが見込めるものもある。
2022年7月時点で、米国ドルのドル高が続いている背景には、政策金利引き上げなどが背景にある。
政策金利が高い → 短期金利が上がる → 預金金利が上がる → ドルを預金しとけば良くね?
がドル高の背景。
株式市場
株≒会社の所有権。
一般の投資家からお金を集め痛い会社や、多額の資金を集めたい会社は「株式市場」を利用する。
この市場は、情報公開と売買の手続き/手順などが国によって定められている。
会社は株で資金調達し、事業拡大などを目指す。
この辺は日本も変わらない
株価を決める要素は、利益率、成長率、経営、業種(セクター)、顧客がついているか、配当額、など様々な要因がある。
こうした会社の分析を行ってるのがアナリストで、売り買いのタイミングなどのアドバイスをしている。
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読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(7)
破産とは
借金を免除させる法的手続き。
破産されて損をするのは貸し手。
日本では、悪意をもって負った借金は場合によっては自己破産で免除できない。
以下のケースがそれに該当する。
破産すると…
信用情報にキズがつく…取引などが難しくなり、新しい仕事を見つける場合も足かせになる。
この状態は、破産から 8-10 年(日本なら 5-10 年)は破産の記録が残るので、覚悟スべし。
因みに、日本で自己破産すると
- 生活必需品以外の財産は没収される
- ブラックリストに載る(ローンが組めなくなる)
- 政府が発行する「官報」に破産情報(個人情報)が載る
加えて、最近だと「破産者マップ」 なんて個人情報保護法的にアウトっぽい事件も起きている。
その渦中に入る可能性もリスクといえばリスク。
回避するには?
破産する理由は 支出 > 収入
の状況か、予想外の出来事で大金が必要になるかのどちらか。
- 前者は固定費の削減(Netflix やアマプラのような、サブスクサービスを止める。携帯契約を格安のものに乗り換えるなど)や、外食を控える、使いすぎを辞めるなど。
- 後者はそうなる前に貯蓄しておくなど。
借金をどうにかするなら、債権者に交渉するのも手。
ここは日米で変わりなし。
浪費するな、借金をするなですね。
読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(6)
住宅ローン
住宅ローンで確認するべきは「固定金利」と「変動金利」。
ローンの長さも問題。
担保は購入した住宅そのもの。
金利と福利
金利は常に借りた当時の金額にかかるわけではなく、算定日を基準に増える。
これを福利という。
例えば年 10% で 100 万借りたとすると、翌年は 110 万円になるが、2年目は 121 万円になる。
これは初年度は 100 * 1.1
だが、2年目は (100 * 1.1) * 1.1
になるため。
米国では殆どの金融機関で、1日毎の金利を使ってローンを計算している。
住宅ローンは月ごとの金利で計算するのが一般的。
固定金利を選んだ場合、返済完了までの期間と、総額が借りた時点で計算できる。
続きを読む日本の住宅ローンは月利で計算されることが多い?ただし金利のレートは年間かな?
あまりその辺読み取れてないので鵜呑みにはしないこと推奨。
https://mponline.sbi-moneyplaza.co.jp/housingloan/articles/20200508kinri.html
因みに、日本の場合 2022 年の変動金利で、0.5% 以下。固定金利(35年)で 1.5% ほどだそうな。福利は、プラスにもなる。
全世界株(俗に言うオルカン)はおよそ年平均 5% の利益を出してくれる。
100万預けておけば、1 年で 105 万、2 年で 110万2500円。
大体 15 年で 2 倍の 207万 を超えてくる。
(年 5 万増えるだけなら倍になるのに 20 年かかる)
読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(5)
予算設計の初歩
予算を立てる最初のステップは全ての収入と支出を計上すること。
過去を振り返って、将来を予測する。
別に生涯続ける必要のあるものでは無い。
尚、FP*1 に聞けば、月収に合った費目の割合を教えてくれる。
家賃は月収の 1/3 とか。
- 家賃に金をかけすぎない。
- 小さな出費に気をつける。
- もしもの備えを万全にしよう。
生活防衛資金を算出しておいて貯めよう。
固定費を下げて小さな支出に気をつけよう。
そういうことかな…
お金の出入りに注目する
支出を全て記録すれば、ひと月もスレば自分の支出パターンが見えてくる。
家計簿つけろってことやね
*1:ファイナンシャルプランナー: 経済的な計画を立てる専門家
メタデータリレーションシップ使ってみる
カスタムメタデータの「メタデータリレーションシップ」なるものがあって、オブジェクトの選択とそのフィールドを選択することができる。
で、どう使うかというと
メタデータリレーションの定義
- まず適当にカスタムオブジェクトを作成します。
- カスタムメタデータを作成します。
- カスタムメタデータ項目を作成開始します。
まずは「メタデータリレーションシップ」を選択します。
- リレーションのタイプを「Entity Definition」を使用します。
最初の一つはこれしか選べません。
- カスタムフィールド詳細を追加します。と言ってもここでは名称だけですが…
- そのまま保存します。
これで基本設定は完了です。
この時点でレコードを作成しようとすると、接続(relation)先のオブジェクト選択ができます。
するとそのまま保存できるようになります。
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読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(4)
貯金と銀行の基本
前回
貯め方より使い方が重要
貯金はお金を使わずとっておくこと…って日本人ならほぼほぼ当然の感覚だと思う。
貯金の主な目的は以下の通り(使い方)。
- 将来を全て見通せる訳ではないので、将来の支出に備える
- 高校、大学、車、家、結婚、子供、起業等の目標のため
- 非常時に備えるため
- 人生における自立を実現するため
こうした目標があるから貯められる。
誰でもできる貯金のしかた
給与が入ったら自動で別口座に定額切り離せ!
収入の 20% が目安。
どんなFIRE本でも言ってる事ですね…
人は使えるお金があると使ってしまうので、使う前に使いにくい場所へ隔離してしまう。
個人的なオススメは、積立NISAにクレジット決済でつみたててしまう方法。
銘柄は米国か全世界かのインデックスファンド。(厚切りジェイソン氏いわく、楽天VTI がオススメ)
よく言われるのは S&P500/VTI/VT/全世界 と言われてる。
銀行は何のためにあるか
個人やビジネスからお金を預かり、個人やビジネスにお金を貸す。
銀行はこれにそれぞれ利子をつけることで、利鞘をを収入としている。
こんなビジネスモデルなので、長短金利差によって収益を得ていると言える。
通常は「短期金利 < 長期金利」なので、長期金利のレートでお金を貸し、短期金利のレートで銀行口座の預金に利子をつける。
なので長短金利の逆転現象や差が小さくなると、銀行は貸すだけ赤字になる。
銀行が貸し渋れば企業のキャッシュフローが落ちることから景気後退に繋がる可能性がある。
短期金利は政策金利といい、中央銀行が無担保コールレート*1翌日物を政策金利として設定し、金利水準をコントロールしている。
長期金利はおおよそ市場が決定する。長期貸出に対応する金利レートですが、短期金利は変動するので、そのリスクを含んで通常は「短期金利+α」の値になる。
時折市場が追いつかない速度で短期金利を上げられる事で逆転現象が起きる。
銀行口座
銀行口座は銀行との契約関係の発露。貸金庫ならまだしもそうでなければ口座開設で物理的な何かができる訳ではない。
銀行口座を利用するのは自分が手元にお金を置くより安全で、利便性が高いから。
ATM
銀行の窓口でできるようなものを遠隔で、無人で行う機械。
消費者が気をつけるべきは手数料。
デビットカード
講座に直結した、支払いを行うためのカード。
プリペイドはチャージ金額までと上限が決まっているが、こちらに上限は存在しない。(=つまり預金にあるだけ使える)
銀行以外の金融機関
色々ある。
- 保険会社 : 保険の本質は発生率が低くく、ダメージの大きい問題に備えること。
- 証券会社 : 株、債権、投資信託、国債等の売買する機関。
- クレジットカード発行会社 : 与信(≒ツケ)で買い物する仕組みを提供する会社。
- 投資銀行 : 大きなビジネスや企業の社債や株の発行、倍数等特殊な金融サービスの役割を担う銀行。昨今は普通の銀行にこうした機能が統合されている。
- ファンド : 投資信託のこと。複数の投資家から委託を受けて株等の取引を行う組織。
- プライベートエクイティファンド : 公開されていない株を運用するファンド
- ファンドマネージャー : 金融資産をを運用する専門家。ファンドの運用担当。
- ヘッジファンド : 市場が下落したときに利益が出るようなポジションを取るファンド
- 商工ローン : 事業資金を貸し出すビジネス。事業融資という意味では銀行と似ているが、支店も無ければ預金口座もない。
サービスと手数料
銀行の業務は、顧客の預金を事業に貸し出す事で利鞘を出すこと、もう一つは各種サービスの手数料を取ること。
良く投資入門で「銀行の投資信託は選ばない」というものがある。
これはこの手数料によるもので、銀行でも最近は投資信託を扱ってはいるが、その管理は提携した証券会社になる。
そのため銀行窓口で購入する際に手数料(この場合仲介手数料)を含ませる。
素直に投資信託は証券会社で買いましょう。
因みに、ネット証券は店舗が存在しないこともあり価格競争もあって、いくつかの投資信託は購入手数料無料が続いてる(2022/07 時点)
モバイル決済
PayPay とか日本では有名ですよね。スマホをかざしたり、QRコードで決済するアレです。
店頭ではスマホで決済しても最終的にはクレジットカードやデビットカードでの支払いになる。
これのビジネスモデルどうなってるか調べて見ましたが、どうも「加盟店からの決済手数料」と利用者からは「有料サービス」が前提のようだ。
利用者から金を取るより加盟店側への「機会損失の回避」に対する対価と考えれば良いのかも知れない。
有料サービスにはサービス利用料等(が発生するものもあるようだ)も含む。
エレクトロニックバンキング
インターネットバンキングのこと。
ネットでやる銀行システム。
尚、証券会社とタイアップがあって、連携するとボーナス!みたいなものがある。
例えば楽天銀行は、楽天証券と連携設定を行うと、預金の 300 万円までは年利 0.1% になる。(100 万預けておけば、1000 円の利子がつく。通常の銀行だと 0.001 %なので 10円)
SBI 証券等でも同様のサービスがある。
預金保険
米国では連邦預金保険公社(FDIC)があり、銀行が破綻しても顧客の預金を守る仕組みがある。
これは銀行が破綻しても、25万ドルまでは預金を保証するシステムで、銀行の預金だけが対象になる。
日本だと上限は 1000 万円。銀行講座、証券口座に適用される。
またこの母体は中央銀行の連邦準備制度(FDE)で、この理事会が FRB である。
中央銀行としては以下の役割がある
- マネーサプライ : マネーサプライのコントロール。銀行が保有する準備金の額、FED が貸し出す金の金利(政策金利)、国債の購入等。
- 銀行や金融機関への貸付 : 金融機関の破綻を防いで、金融システムの維持を行う。
- 金融セクター全体の法令監督
銀行に預ければ安全か?
銀行は顧客の預金を貸し付ける以上、銀行自体に残してる現金は言うほど多くない。
ここで利用者が集団ヒステリーのように引き落とし/解約を始めると、破綻することがある。
これは「取り付け騒ぎ」といい、大恐慌のきっかけになった。
ただしこれは噂などにより金融システムへの信用が下がることで発生した。
現在は預金保険があるため、仮に銀行が危うくても慌てて預金を引き出す必要はない。
この制度によって取り付け騒ぎのリスクはほぼ消失したと考えて良い。
日本でも取り付け騒ぎは度々起きていて、近年だと 1995 年でコスモ信用組合、木津信用組、代信用金庫が。
1997年で 紀陽銀行、北海道拓殖銀行、山一證券、足利銀行などがある。詳しくは Wikipedia 取り付け騒ぎ を参照。
見ればわかるが、知人に「佐賀銀行が26日に倒産する」というメールがチェーンメールで広まった事で騒ぎになっている…マジで噂で銀行が追い込まれる。