技術をかじる猫

適当に気になった技術や言語、思ったこと考えた事など。

読書: アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(7)

破産とは

借金を免除させる法的手続き。
破産されて損をするのは貸し手。

日本では、悪意をもって負った借金は場合によっては自己破産で免除できない。
以下のケースがそれに該当する。

  • 浪費やギャンブルが原因の場合、免責不許可事由に該当。
  • 破産者が悪意で加えた不法行為に基づく損害賠償請求権
  • 破産者が故意または重大な過失により加えた人の生命又は身体を害する不法行為に基づく損害賠償請求権

破産すると…

信用情報にキズがつく…取引などが難しくなり、新しい仕事を見つける場合も足かせになる。
この状態は、破産から 8-10 年(日本なら 5-10 年)は破産の記録が残るので、覚悟スべし。

因みに、日本で自己破産すると

  1. 生活必需品以外の財産は没収される
  2. ブラックリストに載る(ローンが組めなくなる)
  3. 政府が発行する「官報」に破産情報(個人情報)が載る

加えて、最近だと「破産者マップ」 なんて個人情報保護法的にアウトっぽい事件も起きている。
その渦中に入る可能性もリスクといえばリスク。

回避するには?

破産する理由は 支出 > 収入 の状況か、予想外の出来事で大金が必要になるかのどちらか。

  • 前者は固定費の削減(Netflix やアマプラのような、サブスクサービスを止める。携帯契約を格安のものに乗り換えるなど)や、外食を控える、使いすぎを辞めるなど。
  • 後者はそうなる前に貯蓄しておくなど。

借金をどうにかするなら、債権者に交渉するのも手。

ここは日米で変わりなし。
浪費するな、借金をするなですね。