ゼロから始めるCTF
勉強会
という事でこのご時世にもかかわらず突入してみました。
コワーキングスペース「Weeyble」さんのイベントですね。
CTF?
Capture The Flag.
ファイルやサーバに隠れたデータをハッキングなどの技術を用いて、引っこ抜くというスキルを競うイベントです。
この勉強会
コワーキングスペース主宰で、CTF の導入/入門を行っている勉強会です。
CTF には以下の種類がありますが
- 問題型:ファイルや暗号の中に隠されたフラッグを探す
- 対抗戦型:相手サーバ中のフラッグを奪取する
- 対抗戦型:相手サーバにフラッグを書き込み、その維持時間で得点を稼ぐ
この中の問題型をメインに取り扱ってます。
やったこと
ファイルシステムに依存する隠しファイル
代替データストリームの紹介がありました。
- NTFS 専用の隠しデータ
- 通常みることはできないが特定手段で参照できる
こういう情報もあるという。
PDF の隠し情報を取得する
PDF は過去なかなかの問題を排出したフォーマットです。
- 黒塗りしただけの情報を取得する(Libre Office を利用して黒塗りを除去)
- パスワードクラック(ubuntu のアプリケーション pdfcrack )
- フォントを分離してフォント内に隠された情報を取得する(www.pdfconverteronline.com でフォント抽出)
という様なことを行いました。
SQL Injection
SQL エスケープを怠ったチャットボットプログラムに対し、いくつかのクエリを与えてクエリを推測。
SQL を食わせてテーブルリスト取得→テーブル構造取得→データ引き抜き を行いました。
所感
普通業務では「防ぎ方」しか教わりません。
攻撃者が何を思い、どう対処するのかなどやってみなければわからない…
そんな中「合法的に攻撃をテストできる」というのはかなり新鮮。
防御方法の検討や、他のやり方についても考えさせてくれる感じでしたね。