Usability of iPad Apps and Websites(2)
ちまちま訳。
免責:間違ってたら指摘いただければ直します。間違ってる可能性大!
前回
http://d.hatena.ne.jp/white-azalea/20110626
http://www.nngroup.com/reports/mobile/ipad/
ここの 2nd レポートです。
User research
通常、すぐに研究を開始したからといって、価値がそうあるものではありません。ユーザビリティガイドラインは非常に変化が遅いものです。なぜなら、コレらは人の習性を引き出すものであって、技術的な事ではないからです。
しかしながら、iPad が出まわって一年というこのケースにおいて、新しいリサーチを行うことは理にかなっています。
我々のあるべきリサーチは、iPadの十分な経験が「無い」ユーザが対象であることが必要です。
十分な経験の元でテストしても、それは明らかなまでにタブレットのユーザビリティを反映しません。
この時点で、本当の初回の為には、iPad で操作する前に多くのWebサイトを訪問し、新しいアプリを操作する前に多くのアプリを操作したたことがある(Webサイト・アプリの)初回ユーザでさえも同じことが言えます。
新しい研究の為に、我々はiPadを持って最低2ヶ月程度のユーザを募集しました。
一般的には、最低1年の経験者を募集します。しかしながら、iPad は世に出て、研究を開始して一年程度ですから、最大の経験者というのは一部のアリーアダプタでしかありません。そして彼らはメインストリームのユーザを反映しているとは言えません。
いずれにしても、ユーザインターフェースの慣習やタッチスクリーンアプリの操作に慣れるのに2ヶ月は十分な学習期間です。
二つ目の研究の違いは、iPad と共に公開、出荷されたアプリケーションをテストすることです。
彼らはAppleの課した、ユーザフィードバックを受けれないような規約の中、チームワークでアプリを作り上げました。
我々の最初のレポートでは、悪いデザインとは、悪いデザイナのせいではなく、ユーザ中心の考えを欠落したプロジェクトの避けれない運命なのだと取りまとめました。
対照的に、我々のユーザビリティレポート、1年に及ぶユーザフィードバック収集の双方から恩恵を受けた新しい研究のもと、アプリやサイトのテストを行いました。
新しい研究の中で、我々は26のiPadアプリと、6のWebサイトを体系的にテストしました。テスト参加者のiPadにインストールされた複数のアプリも同様ですが、これらについてはアプリに月一人を割り振り、非体系的なものとしました。
結果、16人の iPad ユーザが参加しました。半分男性、半分女性。年齢層も、21-50まで偏りなくです。また、50歳以上の二人のユーザも集めました。業種も広く、個人シェフ、不動産仲買業者から人事担当副社長までです。
我々のiPadユーザビリティに関する見識は、独自視点の物ではなく、様々なクライアントの調査と、去年のリサーチより関連する多くの視点に基づきます。
REPLICATED FINDINGS
今年においても、去年検出されたユーザビリティに関する項目が沢山再検出されました。
- 読む-タップするの不均衡:Webサイトにおいて、コンテンツは読むのに十分な大きさがありますが、タップできる領域が非常に小さい。我々はいくつかのWebサイトから横断的に複数の例を見つけました。それは、タブレット向けに良くデザインされており、より大きなタッチ可能エリアをもつものでした。例えば、Virgin America の予約ページは、ラジオボタン(またはラベル)に代表される非常に小さいタッチ領域と対比するかのように、希望の出発時刻を含むテーブルの中でユーザが何処をタッチしてもいいようになっています。
- iPadデフォルトブラウザにおいて、Webサイトが複雑な操作を要せず、正しく動くこと。読み物、写真、動画等にフォーカスし、容易に相互参照できること。(サービスが相当な相互作用を必要とする場合、サイトよりもプリケーション動作を考慮すべきです)
- 多くのプリケーションで、タッチ可能領域が狭すぎる。そしてそれらがお互いに近すぎる場合、間違った選択のリスクが増加する。
- 特にアプリケーションに「戻る」ボタンがない場合の、意図しないタッチ操作による、偶発的なアクティベーショントラブル。
- タッチ可能に見えないが、動作するエリアなどの視認性の悪さ。
- タッチスクリーンでのタイピングを嫌う傾向。これにより、登録作業などは避けられてしまう。
去年多く検出した問題は、今年はさして問題になりませんでした。それは、ひどく発散したユーザインターフェースによるもので、ユーザは苦しめられていませんでした。アプリはより一貫性と標準的であることを進み、扱うのが容易になってきています。