技術をかじる猫

適当に気になった技術や言語、思ったこと考えた事など。

ぶっちゃけ会計のことがまったくわかりません(6)

概要

white-azalea.hatenablog.jp

コレの続き、第4章。

内容

「経営改善」のための分析テクニックを知ろう

管理会計は「財務会計」の様な体系のあるものではなく、過去様々な人々が生み出したテクニックの相称。
主に以下の様なものがある

主に知るべきが財務分析で、主に5つがある

  • 収益性
  • 安全性
  • 成長性
  • 生産性
  • 効率性

色々な種類がある「収益性分析」

簡単にチェックする方法は「売上高利益率」を見る。
売上高利益率は下記4つ。P/L だけで計算できる。

資産指標の B/S を組み合わせたものを「資本効率」*1の指標がある。

会社の安全性の指標「自己資本比率

自己資本比率 自己資本比率=\frac{純資産}{総資本} で計算できる。
自分たちのお金の比率のこと。

B/S の右半分だけを使った計算で、これは「負債+純資産=総資本
およそ 40-50% が安全の目安とされている(要するに借金は 60% 以下にしようねと)。

また、安全性には「流動比率」も言われる。
流動資産/流動負債 = 200%」が安全の目安と言われている。
これは「自由の利く金が、借金の倍ある」事を意味する。
ただし、これは企業が金をため込んでる事を意味するので、事業拡大してない可能性などもあるので一概に良いとは言い難い。

金銭的なゆとり「フリーキャッシュフロー

キャッシュフローのうち、「投資キャッシュフロー*4+営業キャッシュフロー*5=フリーキャッシュフロー」これがプラスになっていることが一つの指標。
本業で稼いで、投資等も行ってプラスなら、借金を返す余地もあるという意味。

ROE」は3つに因数分解できる


ROE = \frac{当期純利益}{自己資本} \
= \frac{当期純利益}{売上高} \times \frac{売上高}{総資産} \times \frac{総資産}{自己資本}

左から

上二つが「ROA」なので、「ROAが低いのに、ROEが高い=財務レバレッジでゲヤ履きしてる」可能性がある。

どこまで育つ?「会社の成長性」を調べてみよう

メジャーな指標は

  • 売上高増加率(%)=\frac{当期売上高-前期売上高}{前期売上高}\times100
  • 総資産増加率(%)=\frac{当期総資産-前期総資産}{前期総資産}\times100

これら増加率は高いほど良いが、総資産に関しては「借入が増えた」ケースもあるので、他の指標も含めて判断が必要。
後は、産業平均との比較もやっておいた方がいい。

会社の成長性を測る指標は他に

  • 営業利益増加率=\frac{当期営業利益-前期営業利益}{前期営業利益}\times100
  • 経常利益増加率=\frac{当期経常利益-前期経常利益}{前期経常利益}\times100
  • 純利益増加率=\frac{当期純利益-前期純利益}{前期純利益}\times100
  • 純資産増加率=\frac{当期純資産-前期純資産}{前期純資産}\times100

所感

これは投資対象を選別するとかに使えそうでワクテカしますね!
(これまで個別株はやったことが無かった)

手始めに四季報等も含めて調べてみたくなりますね…

*1:投入した資本にに対して、どれくらいの収益を上げたか

*2:Return on Equity

*3:Return on Assets

*4:株や固定資産の売買によるキャッシュフロー

*5:本業のキャッシュフロー