技術をかじる猫

適当に気になった技術や言語、思ったこと考えた事など。

ITストラテジストの仕事

最近はもはや企業戦略がITありき…第四次産業革命マンセーですね。
IT ありきで戦略を考える必要が出るので

  • IT のどうこう調査/分析(実用化や導入司令)
  • IT を活用した事業戦略立案
  • 情報システム戦略の策定、全体システム化計画の策定
    1. システムの調達、導入の戦略・計画
    2. 情報基盤整備計画(制度改定や運用・保守・開発の効率性検討)
    3. 情報システム部門の強化・改善計画

なんてのをやってく必要がある。
これら策定後

  • 個別情報システム化構想/個別情報システム化計画の立案
    このタイミングで費用対効果も考える。バランススコアカード1 なんかもこのへん

なんてのも必要。

Enterprise Architecture

組織全体の業務とシステムを統一的な手法でモデル化し、業務とシステムを同時に改善することを目的とした、組織の設計・管理手法の事。
策定手順は経産省が広めた方法がある。

  1. 政策・業務分析を行い、最適化の方向性に関する統合化・合理化ビジョン(これをPrinciplesという)を決定する。
  2. 次に、現状(AsIs)モデル分析を実施する。この時に、BA2、DA3、AA4、TA5 と進めていく。
  3. 続いて理想(ToBe)モデルを設計・策定する。

尚、経産省は EA モデルを推進するために、EA ポータルサイト を公開してる。

ERP (統合型業務パッケージ)

SIer だとよく聞く…というかこれを作ってメンテするのが中小SIerの仕事みたいなところがある…。
企業内のあらゆる基幹業務(人事、販売、生産、物流)などの情報を集約、適時アクセス管理ができるソフトウェアの事。

…というか Salesforce エンジニアとしては「Salesforce 入れておけばよほど特殊な業務以外はこれだけで管理できるで」と結論出したい。
SIerERP開発受注しても半年以上時間がかかって、保守契約して、結局3年位するとリプレイスを考えるなら、スナオに Salesforce 使っといたほうが多分安いぞ…と。

脱線した…

マーケティング

ドラッガーいわく「顧客のニーズを探り、顧客が満足を得られる価値を提供する行為」を言うのだそう。
一般的には「製品と価値を生み出して他者と交換することによって、個人や団体が必要なものや欲しいものを手に入れるために利用する社会上・経営上のプロセス」だそうだ。

もっと意訳すると「物が売れるための仕組みを作ること」で合ってる(?)と思う。

  • 市場・顧客調査、分析
  • 研究開発
  • 商品・販売戦略立案
  • 広告宣伝
  • 業務プロセス改善

定義知らずに「マーケティング」と言い出すと、「市場・顧客調査、分析」「広告宣伝」ばかり思い浮かべそう。
開発しか携わってこなかったので僕はそう思ってた。

モノがあれば売れる時代

第二次産業革命あたりですかね。
初期のマーケティングには 「4P理論」 なるものがあり、Product, Price, Place, Promotion の略。
物によっては派生で 6P/7P なんてのもあるそうな。

モノが飽和してきた時代

市場に製品が飽和すると、顧客指向が勃興。STP (Segmentation, Targeting, Positioning)理論が提唱される。
自社の扱う範囲、地域、年齢などの特定の指向(Segmentation)と対象とする顧客層(Targeting)、ターゲットから見た立ち位置(Positioning) を確立するという理論。
3C分析(業界の環境分析手法。Customer, Competitor, Company の略)や、LTV(Life Time Value 顧客が生涯を通じて企業にもたらす利益の事。これを最大になるよう方策を立てていく)、CRM(Customer Relationship Management 顧客とのつながり管理…悪い言い方をスレば依存とか癒着とか…)、ワントゥーワンマーケティングなども登場する。

戦術として FSP (Frequent Shoppers Program) なんてのも出てくる。要するにポイントカード等を使った囲い込みで、定期購入を促す仕組みのこと。
他にもレコメンデーションなんてのもある。(Amazon で「あなたにオススメ」とかやってくるアレ)

因みに、レコメンデーションには「コンテンツベースフィルタリング」や「協調フィルタリング」なんてのがある。

両方のフィルタでちょっと実装試したい気もする。


  1. 管理すべき項目を「財務、顧客、内部ビジネス・プロセス、学習と成長」の各視点で指標と目標を設定する 参照

  2. Business Architecture : 政策・業務体系に一致(業務説明書、DFD、DMM、業務流れ図等が成果物)

  3. Data Architecture : データ体系。(ERD、UML,データ定義表等)

  4. Application Architecture : 適用処理体系(情報システム関連図、機能構成図等)

  5. Technology Architecture : 技術体系(ネットワーク・ソフトウェア・ハードウェア各構成図)