物流・在庫管理
在庫
商品分類をざっくり3種で考えるそうな
- 最寄品
消費者が労力をかけてまで欲しいとは思わない商品。
ほしい時に最寄りの店で買うもの。
ジュース、雑誌、タバコ等 - 買回品
若干高価で、買う前に情報収集する等の労力を欠ける消費財。
ほしい時に複数店舗を見て比較するなどするもの。
電化製品、衣類、家具等 - 専門品
こだわりを持って指名買いするもの。
自動車、ブランド品等
ともあれ情況、モノによって「在庫=リスク」の場合も十分ある。
逆に在庫がないことで顧客が離れる、機会損失とトレードオフでもある。
在庫の分類には勘定科目を使う場合が多い。
そして、勘定科目では「棚卸資産」が最も近い表現になる。
これは直接的、または間接的に販売を目的として保有する資産のこと。*1
在庫管理
在庫管理を行う目的はざっくり2点
- 財務会計で必要になる「在庫金額」を算出する
会計上は「棚卸資産」になるので、計上義務がある。 - 在庫品目別の在庫数把握
商談時に納期の回答をしたり、生産計画を行う時に、現時点での在庫数が分からないとどうにもならない。
在庫管理を始める時、管理の最小単位を考える。これを Stock Keeping Unit (SKU) というそうな。
単位に使われるパターンは
- 個別単品、重量単位、体積単位等
- ロット : 製造番号や製造日で固めた単位
- JAN+色 : 同一品目で色違い、大きさ違い単位で管理する
- JAN : 品目を表すコード
- 自社コード : インストアコードとも言う、自社で割り当てるコード
在庫管理をシステム化する場合
- 出荷先
- ライン
- 製品倉庫
- 品目
- 原料
- 包装素材
- 製造品目
- 半製品目
- 製品
- セット製品(セット売りのパッケージ)
- 製品使用包装資材
- 半製品構成
- セット品目構成
- ライン内在庫
- 製品在庫
等、様々なマスタが想定できるそうな…|||orz
在庫管理するとすれば、色々機能も必要になる。
- 在庫照会/在庫問合せ
- 在庫一覧表
また場所も考えると、物理的な在庫場所だけでも
- 倉庫
- 工場
- 本社
- 営業所
- 店頭
- 輸送トラックの中
- 船上
- etc...
とかあるし、論理的な場所も含めると…なので、設計上は在庫場所なども増減できるよう設計しよう。
倉庫もそうだが、在庫をどのように分配するかも考えたほうがいい。
ハブ・アンド・スポーク という考え方があるそうで、エンジニア的に言えばネットワーク図みたいなイメージか…
ほかに クロスドッキング という考え方がある。
これは入荷された商品を在庫にせず、物流センターで仕分けして即出荷する方法。
また倉庫に保管する場合も倉庫内のエリア番号や棚番号があったりする。
ざっくり、これらを「ロケーション」という表現を行い、同列で扱うことができる。(ロケーション管理)